11.4.16

filasse と étoupe

昨日ご紹介しましたチャコールの生地ですが、やっぱり良い生地だ〜と改めて実感中です。
丁度 今、Envelopeオンラインショップでご注文いただいた分を作っているところなのですが、とても扱いやすいのです。

ENYO
全長約1m。ここから繊維を取り出します。

リネン作りを簡単に説明しますと、原料のフラックスを畑から回収した後、叩いたり梳かしたりして植物から繊維を取り出します。
 叩いていくと細長い繊維が残るのですが、これをフランス語で filasse (フィラス)、叩いているうちに落ちた麻くずを étoupe (エトゥプ) と言います。
filasseは1本のフラックスから約25%しか採れません。
昔はこれを手術用の糸としても使っていたそうで、その位丈夫な繊維です。
これらは紡いで糸にし、美しい生地に織ります。
私達にも馴染みのあるリネンの生地です。
étoupeもまた短い繊維質ですので、捨てることなく紙やロープ、船や自動車に使う資材の材料となるそうです。

リネンで手作りをしたことがある方なら経験があるのではないでしょうか。
地直しで湿った生地にアイロンをあてているときなど、いつのまにか毛羽が出ていること。
黒い生地は特に目立つので、床が埃っぽくなってしまったり...
天然素材なのである程度は繊維が出るのかもしれませんが、ときどきあんまりにも出るものがあるのです。
これってもしかして、étoupe を混ぜて生地にしたんじゃないかと思っています。
今度 生地屋さんに聞いてみます。
(ENYOで使用している生地には毛羽毛羽になっちゃうものはありませんのでご安心ください)
ウエスト切替ワンピースに使用しているチャコールの生地からは、毛羽が出てくることはありませんでした。
自ら織った生地ではないので確かではないけれど、きっとこの生地は長〜い filasse で作られているんだろうなぁ、と想像しています。
良い生地が値が張るのにはちゃんと理由がある、というのがよくわかった一件でした。
また、そういうことをしっかり見極める目を持って素材選びをしていきたいと思いました。

 チャコールを使用している商品はこちら

→  ウエスト切替ワンピース
→  バイカラーのワンピース

ENYO
ENYO ソリアノ