何年か前から生地を変えパターンを改良しながら作り続けています。
ENYOの中では女性らしい雰囲気の一品ですが、これを作るときにとある女優さんをイメージしました。
小粋なその方は私の憧れの女性像で、そんなふうに可愛いらしい人になりたいなという願望が込められています。
フランスの女性たちを見ていると、若い世代は細みのパンツに9:1くらいに分けた無造作なロングヘアー、足もとは某ブランドのスニーカーやフラットシューズ（冬はショートブーツ）という格好の方をよく見かけます。
ノームコアの流行もあってか皆さんよりシンプルなたたずまいですが、スタイルもお顔もいいのでとてもよく似合っていてクールです。
ただ、それを私も真似できるかというと別の話です・・・
フランス人は流行に流されない印象があったけれども、実際には今っぽさを感じます。
そういう方々は格好いいけれど、私が強く惹かれるのは何もしなくても通用する若い美しさではなくて、酸いも甘いも経験済みのマダムたちのコーディネートです。
自分自身のこと、他人からの見え方、よくわかった上でこの色なんだな とか 、経済面だけでなく心に余裕があることが伝わるな と、素敵だわー 敵わないわー と見惚れています。
マダムはこれ! という定番スタイルが思いつかないのも、若い人たちとは洋服との関わり方が違うように思えます。
意外と可愛いらしいアイテムを身に付けていらっしゃる方が多いことにも気がつきました。
バイカラーのワンピースは少しガーリーですが、大人の方にも似合いますよ。
麦ワラにサンダルやバレエシューズなどを合わせて、軽やかに。
胸元の小さなローズが淑女 の証です。
リネンバード店頭には上のカラーも出ております。
こちらは楽しい刺繍を入れています。
こちらまで→ バイカラーのワンピース
ENYO ソリアノ